街づくりブログ

スタッフのひとりごとやお得な物件情報などをお届けします。

効果的な打ち水!経験談

毎日、暑い日が続いています。

エアコンもフル稼働で頑張っていますが、電気代も高く、エネルギーや環境の問題もありますので、少しでも使用量を減らし、負担を軽くしたいものですね。

 

この時期に私たちが分譲地で行っているのは、「打ち水」です。

打ち水とは外の道路や庭に水を撒き、その水が蒸発する時の気化熱を利用して、熱くなった道路などを冷ます効果があります。

さらに、打ち水を行った場所は温度が下がり、周囲との温度差があるので、風が吹くようになりさらに涼しくなります。

 

ただ、この打ち水はやり方を間違えるとさらに暑くなってしまうので注意が必要です。

私たちがいつも実践している事をご紹介いたします。

 

太陽が出ているとき(直射日光が当たっている)時はやりません

 

濡れた道路(アスファルト)は黒くなります。

太陽が出ているときに道路が黒くなると、より熱の吸収が早くなってしまいます。

特にアスファルトは吸収した熱を溜め込む性質があるので、その熱が夜間までずっと残り、逆効果になる場合がありますので、注意が必要です。

私たちも出来るだけ、夕方から夜の時間帯に打ち水を行っています。

 

打ち水を行う場所は道路だけではありません

 

道路(アスファルト)は熱を溜め込んでいるので、道路に少量の水を撒いて蒸発させ、道路の温度を下げるのは効果があります。

一度の蒸発では道路の温度は下がり切りませんので、数回に分けて道路を冷やすようにしています。

上のように道路ももちろん行いますが、道路だけでなく、外壁やベランダ・エアコンの室外機などにも打ち水を行う事で、建物の表面の温度を下げることもできます。

さらに、一番大事なのはお庭(土がある部分)に撒きます。

アスファルトや建物は水が浸み込まないので、すぐに乾いて効果がなくなりますが、土はしっかりと水を溜め込み、少しずつ蒸発してくれるので、効果が長持ちします。

 

自然のミスト冷却を活用しよう!

 

庭に植木がある場合は、+αの効果が期待できます。

植物は根から水を吸い上げて、葉から水蒸気を出しています。この「蒸散」といい、自然のミスト冷却効果が期待できます。

この為、樹木は直射日光を浴びても高温にならず、木陰と日当たりの温度差があり、風も生まれます。

そういったことから、暑い夏は庭や植木・芝生にはたっぷり水をやっています。

日中の水やりは植物が枯れてしまうので絶対にやらないようにしています。

 

こんなふうに、打ち水や水やりをしながら、少しでも涼しく過ごせるような活動を行っています。

みなさんも是非参考にしてみてください。

建売分譲住宅だからできる街づくり全体計画

みなさんは「建売分譲住宅の良さ」って何だと思いますか?

注文住宅に比べて「安い」というイメージしか持っていない方も多いのではないでしょうか?

もちろん、そのイメージも正解です。

注文住宅に比べ、コスパが良く同じ仕様や性能のものなら、お求めやすく取得できます。

 

でも、当社の分譲住宅はそれだけではないんです。

注文住宅ではできない、建売分譲住宅だからできる工夫がいっぱいです。

 

◆当社の建売分譲住宅の工夫

 

【街づくり計画】

建売分譲住宅用地を仕入れてから、まず検討することが「街づくり全体計画」です。

・どの区画にも光や風を入れるにはどうしたら良いか?

・駐車が難しい区画はもっと入れやすくする方法はないか?

・分譲後、住民に危険はないか?

その他にも多くのことを検討して、道路の通し方や駐車場位置、区画の形など、住んでからみなさんにご満足いただけるように分譲地全体の街づくりを行っています。

 

【隣家との関係性】

全体計画の検討を行った後は、各区画の設計を行っていきます。

その際も、1つの区画だけを考えて設計しません。

・お隣の区画と窓の位置が被っていて、お互いが気にしてしまう窓はないか?

・お隣の窓や駐車場に向かって給湯器の吹き出し口がないか?

・お隣に面する側の外壁の色が暗い色ではないか?

・玄関の位置やベランダの位置によって、プライバシーが保たれない場所はないか? などを考えて設計しています。

隣接する建物を、同じ設計者が同時に設計しているので、お隣同士の配慮が行き届いた家になります。

 

【統一感のある外構計画】

外構工事とは外回り(駐車場やお庭など)の工事のことですが、意外にも家づくりにおいては、おろそかにされがちです。

ですが、これから何十年も在り続ける街の景観の価値は外構計画によって決まるといっても過言ではありません。

当社では、

・お互いの家の窓からの借景にもなるような、バランスの取れた植栽計画

・夜間も街全体が程よく明るくなり、防犯面でも期待できる外部照明計画

・街全体の統一感を高める舗装材(石材)や設備の統一

・降雨時に雨が染み込みやすくする為、土間舗装の工夫 など

全体を統一して計画することで、街としての資産価値を高めています。

10年後も20年後も、訪れた方が「こんな街に住みたい」と言っていただけるような街づくりを目指しています。

 

以上に挙げたように、当社の建売分譲住宅は各工程において、分譲地全体でそれぞれの区画が活きるような計画を行っています。

これは、注文住宅ではできない、建売分譲住宅の大きなメリットだと考えています。

 

みなさんもぜひ、当社の街づくりをご覧になってください。

当社の建売物件に「黒い外壁」が無いのはなぜ?

最近は黒っぽい外観の家が増えてきて、街中でも良く目にするようになりました。

数年前から黒やネイビーなど濃い色の外壁材を使用することが多くなってきたようですが、使用する理由は、

「クールに見える」

「高級感がある」

「モダンでおしゃれだから」など、

見た目の好みで選ばれているようです。

黒っぽい外観の人気が高まるにつれて、お客様から「なんで、近藤不動産の建売は黒い外観ではないんですか?」とご質問をいただくようになりました。

 

今回はその理由についてお話しします。

 

近藤不動産の建売住宅の外観のほとんどは「白」をベースとして、一部道路面のアクセントとして「茶色」や「グレー」などのアクセントを入れています。

 

その理由の第1は、「お隣の家への影響(配慮)」の為です。

お隣の家の外壁の色によって、家の明るさは大きく変わります。

家を明るくする光は、太陽からの直接の日差しである「直接光」とお隣の家の外壁や庭や道路から太陽の光が反射する「間接光」があります。

実は、住宅に「直接光」が入る時間は一日のうちのほんの短い時間だけです。

環境にもよりますが、ご自宅でも一日にどのくらい日差しが入るか調べてみてください。

一日の多くの時間、家を明るくしてくれるのは「間接光」です。

当社では、建売分譲したそれぞれの家に、お互いが明るい「間接光」をもらたすように、外壁のベースを「白」にしています。

 

第2の理由は、「耐久性」です。

みなさんは夏の暑い日に、太陽光が直接当たっている外壁を触ったことがありますか?

ぜひ、一度触ってみてください。

夏場、太陽の光が長時間当たっている、黒い外壁材は非常に熱くなります。

同じ角度、同じ時間太陽の光が当たっている白い外壁材は黒い外壁材に比べて低い温度です。

触った体感ではっきり判るくらい違います。

当然、高温になる外壁の塗装の方が早く劣化していきます。

今の外壁材は耐候性が高くなっているので、すぐに劣化するものではありませんが、同じ性能であれば、黒より白が長持ちします。

これも当社で「白い外壁」をベースにしている理由です。

 

第3の理由は「家は主役ではない」という考え方です。

住宅のデザインは時代と共に、流行りがあり、一時に多く普及したデザインは廃れていきます。

今はカッコいい家!となっていても、時間が経つと古いデザインの家…になるかもしれません。

反面、白い外壁の住宅は長い間、ずっと建てられていて流行り廃りが少ないデザインです。

また、第1の理由で触れたとおり、白い外壁は、外部にも間接光が反射し、庭や街路樹の緑の背景としても優れていて、明るく美しい街並みとなります。

当社では1軒の家が主役ではなく、街とそこに住む人たちのコミュニティが主役と考えていますので、白い外観の家を作っています。

 

以上、当社が黒い外観の建売を作らない3つの理由でした。

 

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