街づくりブログ

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不動産価格の今と昔!

今、不動産価格が上昇していることは皆さんもご存じのことと思います。

住まいをご検討の皆様は、これから不動産価格がどうなっていくのか、注目している方も多いのではないでしょうか?

今回は「不動産価格の今と昔」と題して、過去の状況を振り返ってみますので、ぜひ今後のご参考になさってください。

 

◆不動産価格の今と昔

 

当社の創業後の昭和40年代、首都圏の新築マンションの平均価格は1,171万円(昭和48年)でした。

現在の首都圏新築マンションの平均価格は6,288万円(令和4年)ですので、約5.3倍に上昇しています。

首都圏の新築マンションが1千万円強で買えるなんて今だったら夢のようですね。

 

ちなみに、バブルの時は2,673万円(昭和55年)から6,123万円(昭和60年)に急上昇しており、わずか5年の間に約2.3倍になっていました。

 

現在マンション価格が上がっていると言われていますが、過去5年間(平成29年・5,908万円~令和4年・6,288万円)で約1.06倍ですので、バブルの頃の上昇率がいかに凄かったのか想像できます。

バブル期に比べて上昇率は緩やかなものの、首都圏のマンション価格自体はバブル期の平均価格を超え、過去最高の価格になっています。

 

 

不動産や物価の上昇は確かなものですが、それを買う人の収入はどう変わっているのでしょうか?

次は年収の今と昔を比べてみます。

 

◆給与所得者年収の今と昔

 

新築マンションが1千万円強で買えた昭和40年代の平均年収は94万円(昭和45年)だったそうです。

バブル期には平均年収が425万円、バブルがはじけてしばらくは平均年収が上昇し、平成12年には平均461万円になっています。

その後、じわじわと上がったり下がったりしながら現在(令和3年)は443万円になっています。

 

バブル期よりも現在の方が平均年収が高いのは驚きです!

 

 

◆新築マンション価格と年収の関係

 

昭和40年代

新築マンション価格1,171万円は当時の平均年収94万円の12.4倍

 

バブル期

新築マンション価格6,123万円は当時の平均年収425万円の14.4倍

 

現在

新築マンション価格6,288万円は平均年収443万円の14.1倍

 

今回比較した内容では、新築マンション価格と平均年収の倍率は、それほど大きな差はありませんでした。

 

◆まとめ

 

不動産価格の今と昔、平均年収の今と昔を調べてみて思ったことは、一概に不動産価格が低いから買いやすい(買い時)というのは違い、いくら価格が低くても年収も低い時代であれば、やっぱり買うのは大変です。

今も昔も、不動産価格が高くても、低くても、年収に対する住宅費の割合はそれほど変わらなさそうです。

天然のクーラーがある立地!

毎日、酷暑が続いています。

昼間だけではなく、朝も夕方も、そして夜も暑いです。

少しでも涼しい立地ってないのか?と調べてみると…

 

なんと!ありました!

今日はそんな立地のご紹介です。

 

◆涼しい立地の条件

 

その1【木陰があること】

なんて当たり前のことを!と言われるかもしれませんがやはり、直射日光が当たらないと当然涼しくなります。

ただし、ビルや他の家の日陰だと、夜は周りの暖まった建物の放射熱で熱くなり、過密に建築されたエリアだと風も抜けない為、より熱が籠ることになります。

樹木は以前にご紹介した「蒸散」によって、樹木自体が高温にならないので、夜間に熱を放出することがありません。

南側に背の高い樹木があるような環境は涼しい立地の一つと言えるのではないでしょうか。

 

その2【河川沿い】

川沿いの立地は「川風」という現象により涼しくなります。

これは陸地が暖められたことにより、陸地の空気は軽くなり上昇気流が生まれます。

上昇気流が生まれると地表付近の空気が足りなくなり、川の涼しい空気を吸い寄せます。

こういった現象により、川沿いの立地は、川から陸地に向かって冷えた風が吹き涼しくなります。

 

 

今後、夏の酷暑がひどくなっていくとしたら「涼しい立地」というのも家探しの条件の一つになるかもしれませんね。

効果的な打ち水!経験談

毎日、暑い日が続いています。

エアコンもフル稼働で頑張っていますが、電気代も高く、エネルギーや環境の問題もありますので、少しでも使用量を減らし、負担を軽くしたいものですね。

 

この時期に私たちが分譲地で行っているのは、「打ち水」です。

打ち水とは外の道路や庭に水を撒き、その水が蒸発する時の気化熱を利用して、熱くなった道路などを冷ます効果があります。

さらに、打ち水を行った場所は温度が下がり、周囲との温度差があるので、風が吹くようになりさらに涼しくなります。

 

ただ、この打ち水はやり方を間違えるとさらに暑くなってしまうので注意が必要です。

私たちがいつも実践している事をご紹介いたします。

 

太陽が出ているとき(直射日光が当たっている)時はやりません

 

濡れた道路(アスファルト)は黒くなります。

太陽が出ているときに道路が黒くなると、より熱の吸収が早くなってしまいます。

特にアスファルトは吸収した熱を溜め込む性質があるので、その熱が夜間までずっと残り、逆効果になる場合がありますので、注意が必要です。

私たちも出来るだけ、夕方から夜の時間帯に打ち水を行っています。

 

打ち水を行う場所は道路だけではありません

 

道路(アスファルト)は熱を溜め込んでいるので、道路に少量の水を撒いて蒸発させ、道路の温度を下げるのは効果があります。

一度の蒸発では道路の温度は下がり切りませんので、数回に分けて道路を冷やすようにしています。

上のように道路ももちろん行いますが、道路だけでなく、外壁やベランダ・エアコンの室外機などにも打ち水を行う事で、建物の表面の温度を下げることもできます。

さらに、一番大事なのはお庭(土がある部分)に撒きます。

アスファルトや建物は水が浸み込まないので、すぐに乾いて効果がなくなりますが、土はしっかりと水を溜め込み、少しずつ蒸発してくれるので、効果が長持ちします。

 

自然のミスト冷却を活用しよう!

 

庭に植木がある場合は、+αの効果が期待できます。

植物は根から水を吸い上げて、葉から水蒸気を出しています。この「蒸散」といい、自然のミスト冷却効果が期待できます。

この為、樹木は直射日光を浴びても高温にならず、木陰と日当たりの温度差があり、風も生まれます。

そういったことから、暑い夏は庭や植木・芝生にはたっぷり水をやっています。

日中の水やりは植物が枯れてしまうので絶対にやらないようにしています。

 

こんなふうに、打ち水や水やりをしながら、少しでも涼しく過ごせるような活動を行っています。

みなさんも是非参考にしてみてください。

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